あだたらの美しい田園風景と酪農の未来への想いを込めたソフトクリーム「きよミルク」

「きよミルク」はあだたらのちち株式会社の社長である千葉清美さんがつくる、品質にとことんこだわったソフトクリームです。

ひとくち食べた瞬間に感じる牛乳本来の濃厚な甘みとコク、それでいて飽きのこないすっきりとした後味が特徴です。

その美味しさは口コミで評判を集めメディアでも取り上げられるようになり、今では遠方からも多くの人がその味を求めて足を運びます。

 

原料は「生乳とほんの少しの砂糖」だけ

「きよミルク」のこだわりは半端ではありません。

きよミルクは、あだたらの生乳をしっかり味わってもらうため、生乳本来の味を損なうものを一切入れず、生乳と砂糖だけを原料にして作ります。

美しい安達太良(あだたら)地域ですくすくと育った乳牛から分けてもらった搾りたての生乳を、時間をかけて68℃で30分の低温殺菌をするので、生乳本来のコクと甘みを感じることができます。

砂糖は厳しい条件をクリアした、有機JAS認定砂糖(オーガニックシュガー)を使用。
化学合成農薬及び化学肥料を使用せず、自然の力だけで育まれたオーガニックサトウキビが原料で、まろやかな甘味と体に優しいのが特徴です。

 

独自の製造方法

生乳だけで濃厚な味わいにするため試行錯誤の末に編み出した独自の製造方法で、クリームを使用せずに乳脂肪分率を高めています。

非常に手間も時間もかかる作業となるため普通やろうとはしないレベルの工程らしく、社長の千葉さんいわく「おそらく他でやっているところはないんじゃないか」とのことです。

また、日々の気温の変化に合わせて製造時の生乳加熱温度を細かく調整するなど、そのときの生乳の状態を確かめながら、手間暇かけて丁寧に丁寧に作り上げています。

 

安心・安全の無添加

生クリームや植物性油脂だけでなく、安定剤や乳化剤、香料などは一切使用していません。
また、品質を安定させるなどの目的で市販牛乳のほとんどに処理される成分調整や均質化(ホモジナイズ)すらしていません。

牛乳を飲むとお腹が痛くなる原因と言われる乳糖不耐症の人でも、乳糖が脂肪球に含まれている状態のためお腹がゆるくなりにくく、牛乳が苦手な方からも「きよミルクは大丈夫だった」との声も頂いているそうです。

 

圧倒的においしいソフトクリームを目指して

千葉さんは、2005年にご主人の転職をきっかけに横浜から福島へ移住しました。

誰も知り合いもいない福島での生活は不安だったそうですが、地元住民のフレンドリーさ、美味しいたべもの、そして美しいあだたらの田園風景に魅了され、すぐにあだたらへの永住を決めました。

 

ところが、2011年に震災が発生。

長引く震災の影響により酪農を辞める農家が増えていき、ある日、千葉さんの家のすぐそばの牧草地にソーラーパネルが建設されました。
その後も農畜産業の廃業が進み耕作放棄地が増え、美しかった田園風景がどんどん消えていきました。

その様子に危機感を覚え、立ち上がった千葉さんが選んだ方法は「ソフトクリーム」でした。

あだたらの生乳を使って美味しいソフトクリームを作り、地元の農畜産業を応援し、美しい田園風景を未来へ繋ぐ。

そんな想いを胸に、経営も飲食業界も全く素人だった千葉さんは全くのゼロから理想のソフトクリーム作りを始めました。

 

アイスクリームと名のつく本を片っ端から読み漁り、講習会にも参加しアイスクリーム作りに必要な材料や機材、起業について勉強しました。

生乳の味を損なわないことを第一として何度も試作を繰り返し、材料を吟味・調整する中で独自の製造方法を考え出し、ようやく満足できるレシピが出来上がりました。

 

しかし、美味しいと評価はしてもらえるものの、安定剤を使用していないため溶けやすいなどの取扱いの難しさから販路を見つけるまで非常に苦労することとなり、ようやく見つけたたった一つの販売所でさえ、取り扱いの難しさから契約は打ち切りとなってしまいました。

 

それでも、きっと理解してくれる人が現れるはずだと信じて工場の一部を改築し販売所を設け自ら販売を行うなど地道な努力を続けるうち、「無添加の美味しいソフトクリームがある」と少しずつクチコミの輪が拡がり、ついに「きよミルクを販売したい」とお店側から声をかけてもらえるようになりました。

 

それからは少しずつ販路が拡がっていき「きよミルク」の美味しさと千葉さんの活動が評価され、2019年には「ふくしまベンチャーアワード 最優秀賞」を受賞。

今年、2021年にも「第6回ふくしま産業賞 特別賞」を受賞し、これまでの根強いファンに加えて、メディアからもますます注目されるようになり、今や生産が追いつかないほど人気のソフトクリームとなりました。

 

千葉さんからのメッセージ

私は安達太良(あだたら)地域の景色が大好きで、たくさんの人たちにその田園風景を感じて欲しくて、あだたらの生乳を存分に味わえる「きよミルク」を作りました。

あだたらの生乳の使用や生乳の味を損なわない製造方法にこだわることで、地元ののどかな風景を守りたいとか、生乳を分けてくださる酪農家さんや牛さんたちへの感謝の気持ちを込めています。

ぜひ「きよミルク」を食べていただき、それを感じてもらえたらと思います。

 

ぜひ、あだたらの生乳を味わってみてください

きよミルクは一口食べると、とても濃い生乳の味が口の中いっぱいにひろがります。
その生乳の味とやさしい甘さは、初めて食べたのにどこか懐かしさを感じるような不思議な風味がある、今までにないミルキーな味です。

「きよミルク」はあだたらのちち株式会社の工場に隣接する販売所にて土日限定で販売しているほか、福島県内のいくつかのお店でもお楽しみいただけます。

あだたらのちち株式会社のウェブサイト下部に取扱店情報が掲載されています。
peraichi.com/landing_pages/view/kiyomilk/

また、findふくしまでも「きよミルク」を通信販売しております。
絞りたての「きよミルク」を-40℃で急速冷凍し、その日のうちに発送いたします。(数量・出荷日限定での販売となります)

たくさんの方にあだたら地域の生乳の美味しさをたっぷり味わっていただけたらと思います。
千葉さんのこだわりと想い、あだたらの田園風景を感じながら、ぜひご賞味ください。

 

千葉清美さんインタビュー記事

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